東京から約2時間。
多摩川源流に位置する山梨県小菅村。

その面積の95%を森林が占める小菅村では、
人々は古くから生業の中で森林を手入れし、
陽当たりのよい山肌に農作物を植え、
山間部の沢に山葵田を組み、
美しい川の水でヤマメやイワナを育てた。

その自然に寄り添った暮らしが、
天然記念物のニホンカモシカや野鳥、山野草を守り、
大都市東京の生活を支える美しい水系を守ってきた。

かつて養蚕や農林業で栄えた小菅村は、
他の地方と同様に若者の流出や高齢化が著しく、
かつて2,200人を超えた人口は、直近では700人にまで減少。
同時に、主を失った空き家が100軒近くにもなっていた。

その空き家の中で、ひときわ存在感を放つひとつの古民家がある。

150年以上続く村の士の邸宅「細川邸」。
村の人々は親しみを込めて、「大屋さん」とその屋号で呼ぶ。

日本の伝統的な長屋門をくぐると、かつて養蚕業を営んだ重厚な主屋と、
自然をそのまま切り取ったかのような清流をたたえる庭が広がる。
主屋に入ると、黒く煤けた大黒柱、太い梁、高い天井に迎えられ、
現代の生活では見られない、かつての豪農の邸宅の迫力に圧倒される。

しかし、150年以上続くこの邸宅も空き家となって数年が経ち、
人々の記憶から静かに忘れ去られるのを待つだけであった。

そんな中、小菅村の人々の想いを受けて、古民家再生プロジェクトがスタート。

細川邸は、村民にとって、教師だった先代の家主に柔道や習字を教わったり、
村にテレビが一台しかない時代に居間に集まってテレビを観たり、
そんな思い出が沢山詰まった場所でもあった。

「小菅村の皆に愛され、思い出の詰まったあの家を後世に残したい―。」

3年越しのプロジェクトを経てその想いが実を結び、
歴史ある邸宅が2019年8月に「NIPPONIA小菅 源流の村」としてオープン。
新しい歴史を紡いでいく。

客室は主屋に3室、蔵に1室と4室限定のホテルに、そして表に面した長屋門は、
小菅村の旬の味が楽しめるレストランとして生まれ変わる。

「NIPPONIA小菅 源流の村」を運営するスタッフは全員が村人。
食材もほとんどが小菅村の農家が栽培したものである。

ホテルの中だけでなく、スタッフとともに周辺の自然を散策し、
自転車で村全体を巡り、村人と触れ合うことで、村全体を感じてほしい。

そして、このホテルに泊まって頂くことが、
お客様に豊かな時間を過ごしてもらうとともに、
小菅村の歴史文化や暮らしを守ることにも繋がる。

日本の「四季」をさらに6つに分けた
「24sekki(二十四節気、にじゅうしせっき)」を料理のコンセプトとし、
シェフが二十四節気毎に旬の食材を厳選し、創作和食を提供する。
そのため、メニューは2週間ごとに変わる。

「生産者の顔が見え、地元でしか手に入らない食材を使いたい」
という想いから、小菅村の小生産者が作る食材を用いる。

すべてを便利に、効率を目指す都会の生活は時にせわしなく、
流れゆく時間に追われることがある。
「NIPPONIA小菅 源流の村」では、急な階段や煤けた梁、古い建具や土壁など、
不便とも思える邸宅のありのままの姿をあえて残している。

150年の歴史が作り出す空間で、日頃の制約から解放された自然な状態に戻り、
ゆったりと過ごしてほしい。

ROOMS
お部屋のご案内

-OHYA 1-

80平米のスイートルーム。
広い縁側の窓からは、小菅村の自然を丸ごと切り取ったかのような、
清流をたたえる日本庭園が見渡せる。
特別な日に、ゆったりと過ごして頂きたい空間。
ベッド: 4(セミダブル)
最大宿泊数: 4名様
広さ: 80平米
夕朝食付き宿泊費用: 3.5万円(税抜)~

-OHYA 2-

裏庭に面したモダンな空間。
部屋のロフトを上がると小菅村を囲む山々が見える。
部屋の奥には土間をそのまま利用したダイニングスペース。
緑の見える窓は書斎に。暮らすように滞在できるお部屋。
ベッド: 2(セミダブル)
最大宿泊数: 2名様
広さ: 50平米
夕朝食付き宿泊費用: 2.5万円(税抜)~

-OHYA 3-

主屋の奥、2つロフトを備えたお部屋。
一方は寝室、他方にはハンモックが設置された、
遊び心のある非日常空間。
縁側からは裏の竹林が眺められる。
ベッド: 2(セミダブル)
最大宿泊数: 2名様
広さ: 60平米
夕朝食付き宿泊費用: 2.5万円(税抜)~

-OHYA 4-

主屋から独立した土蔵をリノベーションしたプライベート空間。
重厚な蔵の作りを最大限に残した仕上げで、
長い歴史を肌で感じることができる。
自分たちの世界に浸りたい方にぴったりのお部屋。
ベッド: 2(セミダブル)
最大宿泊数: 2名様
広さ: 40平米
夕朝食付き宿泊費用: 2.5万円(税抜)~

ホテルマネージャーの想い

小菅村でしか味わえない
滞在を感じてもらいたい

ホテルマネージャー
谷口峻哉・谷口ひとみ

お客様には小菅村の自然と古民家の歴史に抱かれるような滞在を通して、
心身共に癒されていただけたら嬉しいです。

古民家を改装したホテルは全国でも沢山ありますが、
「NIPPONIA小菅 源流の村」は築150年の建物の風格や趣を
できる限りそのままに改修しております。

そのため、大きな段差や急な階段があったりと、
一般的な高級旅館やホテルを求めている方からすると
不便に感じられることもあるかと思います。

ですが一方で、
従来のホテルとは違った新しい宿泊体験を求めているお客様には
楽しんでいただけると思います。

小菅村でしか味わえない滞在を五感を通じて感じていただけたら幸いです。

ACCESSアクセス方法

NIPPONIA 小管 源流の村 OHYA邸
〒409-0211 山梨県北都留郡小菅村大久保3155-1

Google Mapはこちら

お車でお越しの場合

大月IC ▶ 小菅村(約40分)
青梅IC ▶ 小菅村(約70分)

電車・バスでお越しの場合

<大月ルート>
JR新宿駅 ▶ 特急かいじ(中央本線) ▶ 大月駅(約70分) ▶ 小菅村まで車(約30分)もしくは、
富士急行山梨バス「小管の湯」行き(約60分)

<奥多摩ルート>
JR新宿駅 ▶ 立川駅(青梅線) ▶ JR奥多摩駅(約100分) ▶ 西東京バス「小菅の湯」行き(約50分)